ゲリラ豪雨に対する普段のメンテナンス

 

ゲリラ豪雨から家を守るためにやっておくべきメンテナンス

浸水とまではならなくても、ちょっとした雨水の侵入があれば、構造部分の腐食など深刻な被害につながることがあります。

浸水をはじめ、雨漏りや雨の吹き込みなどを防ぐには、こまめな点検やメンテナンスが基本になります。次のポイントを参考に、日ごろから住まいとその周囲の点検・メンテナンスを行い、必要に応じて修理をしましょう。

 

・屋根

定期的に瓦やスレートの割れ、ひび、ずれ、めくれ、はがれなどがないか点検依頼を。また、アンテナ類が傾いたり、飛んだりしないようにしっかり固定する。

 

・雨どい

継ぎ手のずれやはずれ、腐食などがないか、また外壁や屋根に固定されているか確認する。枯れ葉やゴミがたまるのを防ぎ、雨水がスムーズに排水できるよう、防護ネット等を設置する。

 

・ベランダ

排水口に枯れ葉やゴミがたまらないようこまめに掃除をし、物干し竿や植木鉢など落下や飛散の恐れがあるものは収納する。

 

・窓、雨戸

窓ガラスのひび割れや窓枠、雨戸にがたつきやゆるみがないか確認。

 

・外壁

定期的な塗替えのメンテナンスを行い、外壁のひび割れ、すき間、腐食などがないか確認。

 

・塀

ブロック塀に傾きや亀裂、破損箇所がないか確認。板塀は腐食や浮きがないかを調べ、支柱を立てる。

 

・地下/半地下施設

地下や半地下に玄関やガレージなどがある場合、土のうや止水板をあらかじめ用意する。

 

・屋外設備

エアコンの室外機、プロパンガスのボンベなどはしっかりと固定する。

 

・排水溝、側溝

ベランダ同様、雨水があふれないよう、排水溝や側溝は掃除しておく。また、雨水ますの上には植木鉢などを置かないようにする。

ゲリラ豪雨に備えるためには、日ごろからのメンテナンスに加え、耐用年数が短い外装パーツは早めの交換リフォームをおすすめします。

ゲリラ豪雨から家を守るためにリフォームでさらに強化を

万が一の事態に備えて、リフォームによってさらに水害に強い建物にすることもできます。

 

・大がかりなリフォームをする場合

間取り変更をともなうような大がかりなリフォームをするなら、万一の浸水に備え、なるべく1Fはガレージやピロティにする。上の階に避難しやすいよう、階段の幅は広めにし、踊り場を設ける。

 

・屋根、外壁

耐用年数の過ぎた屋根材や外壁材は防水性能に不安があるので、防水性能の高い材料に交換する。

 

・窓まわり

ひさしや雨戸のない窓は雨が吹き込みやすいので、リフォームで後付けできるひさしや雨戸を設置する。

もしゲリラ豪雨被害にあってしまったら?

ゲリラ豪雨は、時に私たちの住む家に甚大な被害をもたらします。もしも被害にあってしまったらどうしたらいいのでしょうか。

その時は、火災保険があなたを助けてくれるかもしれません。“火災”という名称からつい忘れがちですが、実は火災保険は“水災”にも適用されます。例えばゲリラ豪雨によって、河川が氾濫して壁や床が浸水被害にあった場合や、排水溝が逆流して室内が汚水被害にあった場合。
そのほか、土砂崩れや地滑りが発生して家屋が損壊した場合なども、水災として補償の対象となります。雨漏りに関しては、建物の老朽化によるものと判断され補償の対象外となる場合が多いようですが、暴風雨によって屋根が破損するなど自然災害が直接の原因となる場合は対象となる可能性もゼロではありません。被害にあう前にご自身が加入している保険の内容を確認しておきましょう。

ゲリラ豪雨には油断は禁物

水害への備えをする場合、まずは自宅の水害リスクを知ることが大切です。地元の自治体の洪水ハザードマップや災害履歴を元に、考えられる被害への対策をしましょう。とはいえ、これまでに水害の被害がなかった地域でも油断は禁物です。

 

突然降り出すゲリラ豪雨は、短時間で予想を超える降水量となることも。土地が低くなくても、雨どいや側溝の排水の状態が良くなければ冠水や浸水する恐れがあります。そんな被害を少しでも減らせるよう、日ごろからのメンテナンスはもちろんのこと、必要であればリフォームなどの対策も計画的に行なっておきましょう。

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